20230401_ドーム

ライブ

・以前ちらっと書いたけど、去年から趣味でスピッツコピーバンドを組んでおり、先日ついに初ライブを迎えることができた。約1年越し!

・ライブハウスでちゃんと舞台に立つのは大学以来で、もう本当に久しぶりだった。結論から言うと、まあぶっちゃけテンパりすぎて全然楽しむ余裕がありませんでした。「は、早く終わってくれ…」と祈りながらずっと真顔で演奏してた。こればっかりは場数の問題だと思うのでリベンジしたい。演奏自体の評判はかなり良かったので一安心。

・しかし、仕事以外の場面でこうやってなにかしら実力を試されるような状況に身を置く経験って本当に減ったなと思う。緊張はしたけど、人生にはこういうイベントが定期的に必要だと感じた。大人は能動的に動かないと惰性で生き続けられてしまうので怖い。

バトルドーム

淫夢語録しか喋らない同僚が退職することになった。語録は勘弁してほしかったが、数少ない同年代だったし、仕事自体は有能な人だったので残念。

・何名かの有志で餞別の品を買うことになったのだが、「せっかくだから何かネットミームにちなんだものにしたいよね」ということで、悩んだ末に私はツクダオリジナルバトルドームを選んだ。俺みたいな大真面目にメルカリでバトルドーム買おうとしてる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは。

デカすぎんだろ…

・あまりのデカさにミスったか…?となったが、そこそこ喜んでくれたので良かった。

エブリシングエブリウェアオールアットワンス

・観ました。めちゃくちゃ面白かった!!!! IMAXの映像が豪華な回で見たのもあるかもだが、今まで観た映画の中でもトップクラスで好きだ。

・最後は結局家族愛なんかい、というツッコミもあるだろうが、個人的には「自ら選んで作った繋がり(横)」と「必ずしも選べない繋がり(縦)」、ぜんぶひっくるめてここにいたいぜ、というもっと広いニュアンスを描いていると受け取った。終盤の「岩が動く」シーンあたりから感情が揺さぶられまくってめっちゃ泣いた。マジでこういうのに弱い。

・ケツになんか挿したりするあたりのユーモアセンスだけちょっと…だった。

シャニマスの話

斑鳩ルカについて

・ジ・エピソードを読みました。なんか終盤の場面転換が謎でよく分からなかったが、みんなそうらしい。

・一応解釈してみると、あれはなんならもっと直接的な自傷描写を入れたかったくらいのアレだったのかもしれない。さすがにそれは無理だったのをボカすために「髪を切る/カミサマでなくなる」の比喩で置き換えた結果なんかな。良くない深読みだから控えるけど、妙に不自然なシーンだった。

・「私じゃなくなりゃいいんだろ」というのは、「私が私になるための物語」をやってきたシーズの後に来るフレーズとしてかなり示唆的だ。どういう着地になるのか全然分からないが、「一度これまでの"私"(カミサマ/偶像)を降り」てからがスタートラインみたいな話になるのかもしれない。

・これまでの新ユニットがいずれも既存ユニットへのアンチテーゼというか、描けていなかった側面をぶつけていく感じだったのを踏まえると、斑鳩ルカさんを通して描こうとしているものは主に以下の2つがあると思っている。

・まず、「1人である」ということ。これまでずっと、ユニットだからこそ至れる境地を描いてきたからこそ、彼女がどうケアされるのかはすごく大事になってくる。マネージャーをはじめ裏方描写が多くなっているし、仕事は1人でやり通せることじゃない(『はこぶものたち』では"チーム"と表現されていた)というテーマは根底にあったはずなので、そこにより切り込んでいく形になるんかなと思っている。少なくとも、安易に誰かとユニットになるような方向性ではないはず。

・そして、おそらく「ふしあわせであることを願われている」ということ。作中描写を見る限り、彼女は世界を呪うようなSNS仕草やパフォーマンスで「カミサマ」として若者の共感を集めている節があるので、売り方を変えるとヘイトを買うだろうと思われる。変わっていくことにガッカリされる描写はこれまでもあったけど、基本的にアイドルファンには「幸せでいてほしい」という気持ちがベースにあるはずで、そもそも前提として「(自分と同じように)満たされないでいてくれ」と願われてしまっている(そしてそういうファンの思いもルカさんは背負ってしまっていそう)というのは1つ新しい視点だと思う。実際そういうポジションの活動者はたくさんいる。

シャニマスには「だれかを幸せにする仕事を通して、自分が幸せになる」というテーゼがあると思うので、ルカさんがどのようにすれば幸せになれるのかを考える、というのが課題になっていくのだろう。これから楽しみ。