20220111_プレゼン・フォー・ユー!覚書

シャニマスの話

 昨日に引き続き『プレゼン・フォー・ユー!』の話をさせてくれ〜。

 

「こんばんは」について

 夏目さんの記事では『夏葉の「こんばんは」発言がおかしい』とあったが、よく読むと直前の三峰が「今夜の企画は〜」と言っており、企画名も『きよしこの夜、〜』と説明されている。そのため、夏葉の不自然さは単に夜の企画という体に沿うように言っただけということで片付けられなくもない。(それでもさすがに13時にこんばんはは変だと思うが)

 しかし一方で、そもそもこの企画を『夜の企画』とみなすこと自体に違和感がある。夏目さんの説に則ると、本来のスケジュールは13-17時でないと矛盾が生じるはずだが、いくら冬とはいえこれだと『日中の企画』じゃないか? 17時は日没後なので辞書的な意味では夜にあたるが、予報用語や私の時間感覚的には18時頃までは夕方と言った方が適当に思われる。一方、時間操作トリック後の19時なら文句なしで夜だろう。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kubun24.gif

 つまり、夏葉の発言以前に『きよしこの夜』という企画名の時点から、「夜までかかるイベントなんだろうな」とユーザに刷り込んでおくための仕込みなのでは?という疑いが浮上する。

 

 イベントの予告動画を見返すとその疑念はさらに強まる。動画内ではあさひが企画の宣伝をしているが、説明は「クリスマスの"日"は〜」で始まり、企画名や時間帯に関する言及は最後まで出てこない。そしてあさひが「クリスマスの "夜"は〜」と言った次の瞬間、クリスマスの幽霊の干渉と思われるノイズが入り、映像が一度落ちる。

 ……これ、"やって"ない?

 その後、暗転したままBGMだけが再び流れ出すというのもよく考えると奇妙で、一時的な障害というよりは何か決定的な変調があったような印象を受ける。作中の時間軸が言葉の上でだけ後ろ倒しになっていくのは、ここからなのかもしれない。

 

 ということで、時間操作のトリックが正しいとすると、ユーザの目を誤魔化すための仕込みは相当巧妙に行われていた可能性がある、という思いつきでした。

 

 

「プレゼント」について

 先日アイキャッチの違和感について考えてみたが、時空云々は眉唾としても、「収録映像か、イメージ映像か」の論点に関しては後者ということで自分の中で結論が出た。

 というのも、チームうさちよかめアイキャッチでの愛依さんの声色が普段のテンションのように聞こえるからだ。先に貼った予告動画だとクールな愛依サマボイスはうさちよかめの中で目立って聞こえるが、アイキャッチにはそれがない。

 

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 で、追加で気づいたのが、ラストの全員集合アイキャッチ。「過去・現在・未来を見せる幽霊」に準えると、『プレゼント』とは「現在」の意でもあるのではないか。

 直後の社長の独白も踏まえると、過去の亡霊に囚われていた彼が、『283のサンタたち』の『現在という贈り物』によって未来に目を向けることができるようになった…と諸々が綺麗に回収される。まあこれは既に誰かが指摘してそうな話だけど、ちょっと感動の気づきでした。