20230219_猫をひねる

まち

・今週の土日は何の用事もなかった。今年に入ってから仕事もなかなかハードになってきたので、特に用事を作る気力も湧かず。

・そんなわけで、聖蹟のまちを色々と散歩した。多摩川を歩き、大栗川を歩き、駅から少し離れた喫茶店積読を崩し、京王百貨店のバザーで雑貨を買い、OPAの本屋で気になってた本を買いまくり…といった具合。特に大栗川でいろんな鳥を見れたのがよかった。

・ここに暮らし始めてもうすぐ一年、なんとなく自分がこのまちにフィットしてきたような気がする。が、特にこの土地に知り合いがいるわけでもないので、まちの方は私のことをまったく認知していないだろう。たまに行くカフェの店員さんは自分のことを覚えてくれていたが、本当そのくらいかも。私がこのまちを去っても気づく人はいない。まあ都会の一人暮らしなんてそんなものだけど、それは少し寂しい気もする。

聖蹟のことは実際のところだいぶ気に入ってきてるので、将来「実は僕…引っ越すんスよね…」と言える相手くらい作りたいなと漠然と思う。(オモコロの「理想の新生活」記事みたいであれだけど…)

 

「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた

・去年買って途中で積んでいた本をようやく読み切った。猫が高い場所から落ちても必ず着地に成功する理由についての本。前書きで「お前ら実際に猫を落とすなよ!!絶対にだ!!!」的な注意があって好感度が爆上がり。

・正直物理学まわりについてはほとんど理解できてないが、この素朴な疑問が、写真技術、相対性理論、宇宙開発、ロボットなど、学問と技術の進歩とともに少しずつ解明されていく様子が楽しかった。人類の強みは次の世代に知識のセーブポイントを作れることだというのがよくわかる。

・で、結局なぜ猫がうまく着地できるのかというと…、実はいまだに完全には解明されていないらしい。

youtu.be

・上記動画で現在最も有力な説である「ベンド・アンド・ツイスト」について説明されているが、どうやら実際には他の学説にある方法も組み合わせて使われているっぽく、科学は複数の事象を一つの理論にまとめて説明したがるけど、現実はもっと複雑だよねという話のようだ。

・余談だけど、この本を読んでたおかげで映画『NOPE』を観た際に「マイブリッジ!知ってる!!!」と興奮できたのでよかった。

 

シャニマスの話

・遅ればせながら『VS』を読んだ。こ、これ泣かんやつおる!?!?!? ズルいぜ。そこからのラストのあさひさんで「ヒッ…」となりました。緩急がすごい。

シャニマスはアイドル総選挙的な価値の付け方から比較的距離をとろうとする方だと思うけど、ストレイの話は一貫して数字として順位の出る世界を描いている。それらは彼女たちの内的な戦いでもあるけどやはり外的な、業界的な勝ち負けでもあり、結局それって最終的なゴールをどうするの?という懸念はどうしても感じてしまうな。そういう話は主にノクチルやシーズの領分だし、役割の問題なのかもしれないけど、つい愛依さんの学業が心配になってしまうよくない自分もいるね。(甘奈さんが"河豚"を読めない様子に引いたことにずっとウケています)