20210915_はたらくひなな

シャニマスと仕事

 仕事の話をしますが、仕事論みたいなことが言いたいんじゃなく、シャニマスの話がしたいだけということを最初に断っておきます。

 

note.com

 こちらのnoteを読んで、シャニマスってアイドルを通して働くということを問い直そうとしてるよなあということを改めて考えた。

 

真乃さんは賃金の出ない生花店での研修を「お仕事だから」と言う。生花店の店長は「このさいお金のことはいい」と言う。(中略)「仕事」と言う言葉を辞書でひくと、「何かを作り出す、または、成し遂げるための行動」であると第一に出る。彼女たちにとっての"アイドル"は「お金を稼ぐための仕事」というより「自発的な態度の表れ」のことだ。「事務所の方針」ではなく、「彼女たちの流儀」だ。

 自分のブログからの引用だけど、つまりは消費される・使われる労働から脱却して、仕事というものを自分という主体のもとに取り戻そうぜ!みたいなマインドを感じる。

 

 ただ、実際に仕事をしていると、「そうはいってもなあ…」と言いたくなる時もある。企業である以上売上目標は上がり続け、誰かのためという言葉が絵空事になる場面は多々ある。本当にユーザのことを考えるのなら、きちんと事前に告知をした上で限定ガチャを復刻すべきなわけで。そもそもガチャとかいう…(この話はここまで)

 そういう資本主義の中で生きていると、アイドルたるもの上を目指そう!成長しよう!という前向きさは、眩しいを通り越して息苦しく映ることもある。

 

 私は今わりと望む仕事に就けているし、生活に困ってもいない。コロナ禍のあれこれもあり、ここ一二年は「現状維持できれば十分じゃね」というスタンスで仕事をしている。ただ、会社員としてはそうもいかないので、そこのギャップで若干しんどいときもある…という状況です。もちろんこれは今の私の気分なので、また生活に変化があれば仕事モードになったりすると思う。こういうのは波があるという話。

 

 で、シャニマスのいいところは、「現状を維持するというのも十分すごいことなんだよ」という視点があることだと思う。アンカーボルトソングで甜花さんが3人でいることを守ろうとしたように、成長至上主義の中で現在地に留まることはそれだけでときに大変だ。芸能界では特に。

 こうしたスタンスの最たるところにいるのが雛菜さんだ。そもそも成長を必ずしも志向しておらず、楽しくて幸せな今を続けることをモチベーションにしている。これは「アイドルを舐めている」と揶揄されかねない姿勢だが、私からするとこれを言えるのはすごい。すごいことなんですよ。そもそも高校生なんだから働いてるだけで十分立派だよ。自分は残業したくね〜って言ってるのに雛菜さんの定時ダッシュにどうこう言うんじゃないよ。

 こういう人が成長を見守ってなんぼのコンテンツの中にいてくれるということ自体が、私には地に足のついたエールだと思える。各々がその時の自分のやりたい範囲で頑張れる社会のほうがいい。

 

 とはいえ、こんなこと言ってられるのは安定した生活基盤あってこそというのは本当にそう。そのあたりはシーズが語ってくれることを期待したいかな…。

 

そのほか

youtu.be

 餃パリに持ってかれた。

 

youtu.be

 今回の雑談めちゃくちゃ良かった。「本人は変わってなくて周りの見る目が変わっただけ」というのを指してひろゆきやDaiGoのことを「清麿」って言うの最悪すぎて笑う。